2024年の箱根駅伝は第100回目という記念大会です!
お正月といったら【家で箱根駅伝を見る】という方も多いのではないでしょうか。
各選手がたすきを繋ぐ姿は、本当に感動しますよね!
今回は10区間ある箱根駅伝で『何区がきつい?』のか気になったので調べてみました!
また各区間の距離やコースの特徴についても紹介しています!
箱根駅伝何区がきつい?
箱根駅伝は10区間ありますが、どの区間が選手にとって過酷できついのかを個人的意見や一般論で答えを出してみました!
結論からいうと、
- 5区の山上り
- 6区の山下り
なんではないかと思います!
その理由について下に紹介していきますね!
箱根駅伝5区の山上り
やはり一番に思いつくのが、箱根駅伝の見どころでもある5区の山上り。
距離としては約20kmですが、ランナーたちにとっては箱根の山を一気に駆け上がる最大の難所とも言われています。
- 標高差約800mの山を上る
- スタート地点と山の最高地点の気温差
- 雪が降ると路面が滑って危険が伴う
16㎞過ぎたら今度は下りになるんだって!
標高差約800mの山を上る
山上りに強い選手が【山の神】として注目される箱根駅伝の山上り。
テレビで見てるだけでは坂がきつそうだな・・としか思わなかったんですが調べてみるとなんと標高874mもあるそうです。
頂上が見えない中、無心で景色も変わらない山道を駆けあがる選手のメンタルも強靭なものだと思います。
2015年に【山の神】として一躍有名になった神野大地さんもインタビューでこう語っていました。
小涌園から最高地点までは、お客さんがほとんどいないんですよ。小涌園まではすごい人で、テンションを上げて走れるんですけど、その先は本当に人がいない。景色も同じだし、目印もない。次のカーブを曲がったら最高地点かな、もう終わりかなと思うんですけど、またカーブが出てくる。そういうのが10回ぐらい続くんです。
引用元:Web Sportiva
2015年以降、神野さんと同じくらい山の神と大きく話題になった選手はいません。
2024年は山の神が誕生するかどうかも、楽しみの1つですよね!
スタート地点と山の最高地点の気温差
スタートとゴールで高低差のある5区は、気温差にも注意が必要です。
天候にもよりますが、スタート地点の小田原中継所で10℃近くあったとしても、ゴール付近では5℃前後になることもあるようです。
約5℃近くの気温差で、過去には低体温症や脱水症状で途中棄権となってしまった選手もいました。
雪が降ると路面が滑って危険が伴う
【雪の日の思い出】今日は箱根でも雪がたくさん降ったようです。最近は「雪の #箱根駅伝」はあまりないですが、雪を見ると、残雪の中で上る5区、凍った地面を下る6区と、いろいろ思い出しますね。 #箱根駅伝の思い出 pic.twitter.com/NsJFVDQVBh
— スポーツナビ 陸上編集部 (@sn_gorin) November 24, 2016
雪が降ると平地で走っても滑ることがあるのに、5区の選手は勾配のある坂を上っていかなければなりません。
また山の上は気温が低く、路面凍結の可能性も出てきます。
箱根駅伝前日までに積雪となった場合は、除雪等の作業が行われるようですがそれでも山を走るのには危険が伴うことは間違いないですね。
箱根駅伝6区の山下り
6区は箱根駅伝復路の最初の区間でもあり、前日に5区が上ってきた山を今度は下るコースです。
5区は目に見えて厳しそうと分かりますが、実は山下りの6区も隠れ難所といわれていますよ!
坂を下るのはそんなにきつくなさそうだけどな~
長い下り坂をものすごいスピードで走るのは大変なんだよ
- 下り坂をハイスピードで走ることで身体への負担が大きい
- 早朝スタートのため、外気温が低い
- 積雪があると上りよりもさらに危険が伴う
下り坂をハイスピードで走ることで身体への負担が大きい
6区の最初5㎞ほどは上り区間であるものの、残り約16㎞は5区が上ってきた標高約800mの山を一気に下ります。
狭い山道を平均時速約20㎞で下るのは膝への負担や、足の爪が割れたり足裏の皮がむけてしまったりと痛みと闘いながら走る選手がほとんどです。
山の神と言われた神野大地さんも、山上りと山下りの足への負担についてSNSでこう言われていました。
圧倒的に山下りです。
— 神野大地 Daichi Kamino (@daichiagu) January 2, 2023
この6区は下ってからラスト3kmの平坦は地獄みたいです。
終わったあとも数日は階段の登り降りも大変です。 https://t.co/vOkbT6DVne
早朝スタートのため、外気温が低い
朝8:00に芦ノ湖駐車場からスタートする6区は、選手の体温調整がとても大事になってきます。
選手のほとんどがアームウォーマーしてる気がする
氷点下になることもめずらしくないので、選手たちは極寒の中体を冷やさないようさらに早朝からウォーミングアップを行っているようです。
早朝に起きて身体のコンディションを整えて、1発勝負の山下りに向かうのはとても過酷ですよね・・。
積雪があると上りよりもさらに危険が伴う
雪が降ってしまうと5区よりも危険を伴うことになります。
ヘアピンカーブもある狭い山道を平地よりも速いスピードで駆け降りる6区は、路面凍結で選手が転倒してけがをしてしまう可能性が高いです。
明日の箱根駅伝復路、6区の箱根山下りが心配。絶対、路面凍結してて滑りやすくなってるから、選手全員無事に無事にケガなく走れますように。
— sayaka ☆☆☆ (@rubysayaka) January 2, 2015
【箱根駅伝まで3日…1月2日・3日あさ7時からOA】
— 箱根駅伝番組公式 (@hakone_ntv) December 30, 2014
箱根エリア班は6区山下りの恵明学園前のカメラポイント。恵明学園の生徒たちが大声援を送ります。右に左に急カーブが続くため、過去にはランナー同士が接触し、転倒がありました。 pic.twitter.com/6tcgmBPBB4
箱根駅伝各区間の距離やコースの特徴を調査!
箱根駅伝の各区間の距離やコースの特徴について、簡単に紹介したいと思います。
箱根駅伝何キロを何人で走る?
箱根駅伝は東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間を往復する学生長距離の最長駅伝コースです。
2日間かけて、1区~10区の合計10人でタスキをつなぎます。
箱根駅伝【往路】1区の距離やコースの特徴
箱根駅伝【往路】2区の距離やコースの特徴
ごぼう抜きが多いのも2区だよね!
箱根駅伝【往路】3区の距離やコースの特徴
箱根駅伝【往路】4区の距離やコースの特徴
2017年から4区のコースが延長されたんだって!
以前は18.5㎞だったらしい
箱根駅伝【往路】5区の距離やコースの特徴
毎回山上りでドラマが生まれるよね
箱根駅伝【復路】6区の距離やコースの特徴
箱根駅伝【復路】7区の距離やコースの特徴
7区は箱根駅伝で一番注目されにくい区間だが、コースは起伏多いし気温上がるし、意外に難しい区間。個人的にはサンショーの選手は向いてそうに思う。#箱根駅伝
— T.Nagao⊿DDスケオタ⛸️💉4回 (@Terry_Newfield) January 3, 2022
箱根駅伝【復路】8区の距離やコースの特徴
箱根駅伝【復路】9区の距離やコースの特徴
やっぱり箱根駅伝はおもしろい!
— ぴょんᴮᵀˢ💜ྀི ⁷ ︎︎ᕷ¨̮🐰ྀི (@pyonpyon_bts7) January 3, 2023
何が起こるかわからない。
9区のシード権までの争いすごいね。
とにかく一生懸命がんばっている姿はもう感動しかない。
我が子を応援する気持ち
かんばれー!!!
(我が子は出てないけど)
箱根駅伝【復路】10区の距離やコースの特徴
いつか最終ゴール地点で選手に直接拍手を送りたいな!
箱根駅伝2024【5区】山上り注目選手
2024年の箱根駅伝で5区を走るかもしれない注目選手を紹介します!
陸上人生最大の目標であった
— 山本 唯翔 (@yruintofree01) January 2, 2023
箱根駅伝5区 区間賞
区間新記録で達成することができました😄
沿道からの応援がすごく力になりました‼️
明日も城西大学の応援よろしくお願い致します🙇♂️🙇♂️
#箱根駅伝5区
#城西大学
#山の妖精 pic.twitter.com/qREvo4vYxo
城西大学エース山本唯翔選手
2023年の箱根駅伝5区を走り、区間新記録と4人抜きの快走を見せた山本唯翔選手。
当時山の神ではなく、『山の妖精』といわれて話題になりました。
監督が神ではなくて『山の妖精』になろうと言ったんだって
普段から妖精といわれるくらい優しい性格みたい!
城西大学が取り入れている【低酸素トレーニング】では標高3000mの環境を作り出して、そこで日々練習をしているそうです。
さらに山本選手は寮で1部屋だけある【低酸素部屋】で生活している徹底ぶり!
低酸素の環境で持久力の強化をはかり、大会で最高の走りを発揮しているんですね!
第100回記念大会を迎える2024年の箱根駅伝では、どの区間を走るのかまだ未定とのこと。
先日のインタビューでは山本選手はこう答えていました!
「箱根駅伝では、まだ何区を走るかわからないですけど、エース区間の2区を走ってみたいという気持ちもありますし、もし5区を走るのならば、今度は“山の神”になりたいです」
引用元:FNNプライムオンライン
2024年の箱根駅伝、山本選手の走る区間にも注目したいですね!
箱根駅伝は5区と6区がきつくて過酷!
今回は箱根駅伝で何区がきついのかについて調べてみました!
私個人の感想や一般的感覚では5区と6区なのではないかという結論です!
でも箱根を全力で走る選手にとっては、どの区間も難所や試練があることは間違いないですね。
この記事では各コースの特徴やポイントも紹介しているので、ぜひ箱根を楽しむ際に参考にしてもらえたらうれしいです!