ロッテ佐々木朗希選手の脱退で話題になっている、日本プロ野球選手会。
今回がプロ野球選手会の歴代会長一覧や、選手会会長の決め方・役割についても調べてみました。
プロ野球選手会の歴代会長はだれ?
まずは、プロ野球選手会の歴代会長を紹介していきます。
プロ野球選手会の歴代会長一覧(労働組合)
名前 | 就任時期 |
---|---|
中畑 清 | 昭和60年11月5日就任 |
原 辰徳 | 平成元年7月25日就任 |
岡田 彰布 | 平成4年7月26日就任 |
正田 耕三 | 平成7年12月5日就任 |
古田 敦也 | 平成10年12月4日就任 |
宮本 慎也 | 平成17年12月1日就任 |
新井 貴浩 | 平成20年12月4日就任 |
嶋 基宏 | 平成24年12月8日就任 |
炭谷銀仁朗 | 平成29年12月7日就任 |
會澤 翼 | 令和3年12月6日就任 |
2021年から2024年現在までは、広島カープの會澤翼(あいざわつばさ)選手が務めています。
プロ野球選手会の歴代会長一覧(一般社団法人)
選手会には労働組合と一般社団法人があり、会長は別々に選出されます。
名前 | 就任時期 |
---|---|
安村 和雄 | 昭和55年8月15日就任 |
落合 博満 | 昭和60年11月1日就任 |
石毛 宏典 | 昭和62年12月3日就任 |
岡田 彰布 | 平成元年12月4日就任 |
岡崎 郁 | 平成4年12月1日就任 |
辻 発彦 | 平成5年12月7日就任 |
伊東 昭光 | 平成7年12月5日就任 |
川相 昌弘 | 平成10年12月4日就任 |
立浪 和義 | 平成13年12月7日就任 |
小久保 裕紀 | 平成17年12月1日就任 |
井端 弘和 | 平成21年12月3日就任 |
東出 輝裕 | 平成25年12月5日就任 |
大島 洋平 | 平成27年12月3日就任 |
松田 宣浩 | 令和元年12月5日就任 |
丸 佳浩 | 令和3年12月6日就任 |
労働組合
- プロ野球選手の待遇改善
- 選手の地位向上
一般社団法人
- 野球全体の発展が目的
- 野球教室やチャリティー活動が主
プロ野球選手会会長の決め方は?
プロ野球選手会会長の決めかたについては、詳細が分かりませんでした。
しかし選手会会長という仕事は
- NPBへの意見申し出
- 選手会長の意見をまとめる
ことが主になるので、おそらく適正を見て前選手会会長や役員からの推薦である可能性が高いと思われます。
選手会会長は現役選手から選出されることから、選ばれた選手は野球+選手会会長の役割と二足のわらじを履くことになります。
2004年は球団側と闘争した結果決行された、史上初のストライキがあったんです。
当時の選手会会長だった古田敦也氏は『闘う選手会長』として、選手からもファンからも応援されていました。
プロ野球選手会会長の役割は?
選手会会長としての役割は大きく3つありそうです。
- 団体交渉の先頭にたつ
- 選手側の意見をまとめる
- NPBと闘うだけでなく協調してく
団体交渉の先頭にたつ
プロ野球選手の代表として、「NPB(日本野球機構)との団体交渉」をするというのが一番の役割でしょう。
プロ野球選手の地位向上や、交渉の際のの不利益を被らないように声を挙げて闘うポジションになります。
選手1人だけでは立場が弱くなってしまいますが、選手会そして選手会会長が団結すると球団側とも闘えるということですね!
選手側の意見をまとめる
プロ野球選手会会長は、選手会長から集まったチームの声をまとめるという役割もあります。
選手会長と選手会の役員が集まっての協議会は定期的に行われているようで、
そこで各チームの現場で起こっている問題や解決策を話し合っているそうです。
NPB(日本野球機構)と闘うだけでなく協調してく
選手会会長はNPBと闘うだけでなく、話し合っていい道を見つけていくということも必要になってきます。
選手会としての意見は伝えながらもNPBの意向も聞き取って、
最善の解決策を見つける
というとても難しい役割も担っているんですね。
第10代目選手会会長を任されている會澤選手は、就任あいさつの際にこう語っていました。
球団側に選手としての視点から”言うべきことは言う”を貫きながらも、プロ野球の発展のためにはより協調していく必要があります
引用元:日本プロ野球選手会HP
かなり難しい立場なんだね・・
プロ野球選手会会長の役割は重要かつ難しい立場にある
今回は日本プロ野球選手会の歴代会長や会長の決め方、役割について調べてみました。
まとめ
- 選手会には労働組合と一般社団法人がある
- 労働組合は選手の待遇改善や地位向上が目的
- 一般社団法人は野球発展のための活動が主
- 選手会会長の決め方は推薦の可能性が高い
- 選手会長は選手の声もNPBの声も聞いて最善策を話し合う難しい立場
プロ野球選手会の所属は任意となっていますが、MLB帰りの選手などを除いてほとんどの選手が加入しています。
私たちが野球観戦を楽しめるのも、選手が活躍できる環境を作ってくれている選手会のおかげかもしれませんね。