毎年10月に行われる、プロ野球ドラフト会議。
今年も2024年10月に開催される予定です。
毎年プロを目指す新人選手の笑顔や涙を見ながら、感動を受ける方も多いのではないでしょうか。
選手それぞれのストーリ―があって見るのが楽しみです!
今回はそんなドラフト会議で球団から指名を受けた選手が、入団を拒否した場合のペナルティや、実際ドラフト指名で入団拒否した選手のその後を調べてみました。
プロ野球ドラフト会議とは?
ドラフト会議の正式名称は『新人選手選択会議』といいます。
まずは簡単にドラフト会議の仕組みを説明しますね。
ドラフト会議の仕組み
ドラフト会議は、プロ野球12球団がそれぞれ獲得したい選手を指名して、契約するための『交渉権』を得る会議です。
よくチームの監督やコーチなどが並んで、抽選している映像が流れますね。
明日10月20日はプロ野球ドラフト会議。今年はどんなドラマが生まれるでしょうか? 昨年はクジを引いたヤクルト真中監督が勘違いしてガッツポーズをするなどハプニングがありました。ドラフト特集はこちら→https://t.co/HmyP0Hfs9M #ドラフト会議 #ドラフト pic.twitter.com/SH5b9UYLEw
— 日刊スポーツ (@nikkansports) October 19, 2016
選手を獲得したいなら直接交渉したらいいのに・・
と思いそうですが、ドラフト会議の目的は12球団の戦力の均一性を図ることが目的とされています。
お金がある球団がいつもいい新人選手を獲ってしまうと、12球団の力のバランスが崩れることになりますよね。
ドラフト会議にはそんな状況を作らないように、優秀な選手が均一に各球団に流れるようにするという狙いがあるんです。
ドラフト指名の条件
ドラフト会議で指名できる選手の条件をまとめてみました。
- 日本国籍を持っている
- 日本の中学・高校に在籍したことがある(それに準ずる学校でも可)
- 日本の大学に在籍(これに準ずる団体)に在籍したことがある
- 日本プロ野球に在籍したことがない
- 高校生・大学生はプロ志望届を提出している
社会人野球の場合は、入部後2年経過している必要があります。
そのほかにも細かな決まりはありますが、基本的には上の内容に当てはまる選手はドラフトで指名可能になります。
2023年10月13日に日本高等学校野球連盟からプロ野球志望届提出者が発表されました!
ドラフト指名で入団拒否したらどうなる?
ドラフト指名されても、本人の希望じゃない球団だと入団拒否する選手もいますよね。
実際に入団拒否した場合には、どうなってしまうのか調べました。
何かペナルティってあるのかな?
球団側は入団の交渉権の獲得
前提としてドラフト会議では、球団側は『入団交渉権』を獲得するだけです。
ですので、選手側は希望しなければ入団を拒否することが可能です。
実質ペナルティがある?
ドラフト指名で入団拒否した場合は、その年は他の球団へ入団することはできません。
次回のドラフトで球団に指名される可能性がありますが、拒否した選手側の今後の進路によっては数年後のドラフト会議ということになります。
過去にはこんな特例もありました。
自分の希望しない球団を拒否して別の進路に進むと、数年間はプロへの道が絶たれるんですね。
ドラフト拒否してメジャーっている道もあるんだね!
過去のドラフト指名で入団拒否した選手のその後を調査
ドラフト指名を断って、別の道を進んだ選手のその後が気になってきますよね。
過去にドラフト指名を断った人のその後や入団拒否の理由について調べてみました。
菅野智之選手
現巨人監督の原辰徳さんの甥でもある、菅野智之選手。
菅野選手はドラフトの1位指名を拒否した過去があります。
もともと、叔父の原辰徳監督がいる巨人に入団するという夢があった菅野選手。
選手としては試合に出れませんが、東海大に残り自主練やプロ野球・MLBの試合観戦をしてドラフトに備えていたようです。
長野久義選手
2023年10月現在、読売ジャイアンツに所属している長野選手が過去に2度ドラフト指名されるものの拒否したという話は結構有名ですよね。
最後まで巨人愛を貫いた長野選手、2019年に広島へ移籍するも2022年にまた巨人に戻って活躍されています。
福留孝介氏
2022年に現役を引退された福留孝介さんも、ドラフト指名を拒否して一旦別の道を進むことを決めた過去があります。
福留氏は中日入団後MLBで海外に渡り、帰国後は阪神に入団→中日へ復帰。
2022年に引退という流れで現役生活を終えられました。
ドラフトで指名なしだった(指名漏れ)選手はその後どうなる?
では、球団からドラフト指名を受けられなかった選手はその後どうなるんでしょうか?
ドラフト後の選手の行く末が気になる・・
ドラフト指名漏れでもその後再挑戦できる
その年のドラフト会議で指名が漏れてしまっても、次回ドラフト指名の条件に当てはまればまた挑戦できます。
例えば、高校生で指名漏れをして進学の道を選ぶと在学中の4年間はドラフト指名対象外ですが、4年生になって再度プロ志望届を出すことができますよ。
ドラフトに再挑戦できる機会がいつなのか、まとめてみました!
- 高校生で指名漏れ→大学進学したら4年生でドラフト指名対象になる
- 高校生で指名漏れ→社会人野球に進めば3年目以降にドラフト指名対象になる
- 大学生で指名漏れ→社会人野球に進めば2年目以降にドラフト指名対象になる
- 社会人で指名漏れ→翌年のドラフトで再挑戦
ドラフト指名を拒否するとプロから一旦離れるペナルティがある
今回はドラフト指名で入団拒否したらどうなる?の疑問について調べてみました。
ペナルティと呼んでいいかは微妙ですが、入団拒否すると一定期間はプロの道から離れなければならないということが分かりました。
ドラフト指名される選手も気になりますが、選手側の入団するしないの選択にも少し注目してみてると面白いかもです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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