サッカーアジアカップが開催になると、審判の判定がよく話題になりますよね。
ネットでは「誤審」や「ひいきでは?」という声がたくさんあがります。
中でも「アジアカップの審判はひどい」という声が気になったので早速調べてみました。
アジアカップの審判はひどいって本当?
アジアカップの審判がひどいと声が上がっているのは、事実のようです。
ではなぜそういわれてしまうのか調べてみました。
なぜアジアカップの審判はひどいと言われるのか
アジアカップの審判がひどいと言われてしまうのは、誤審と思われる判定が目立つことにあると思います。
日本戦だけではなく、他国の試合でも誤審判定では?という事例が昔から発生しているようです。
過去のアジアカップでの誤審が記憶にある方もいるのではないでしょうか。
2011年1月14日の日本対シリア選で起こった誤審判定と思われる事例を紹介します。
- 後半27分でGKの川島選手が相手選手をペナルティーエリアで倒したとしてレッドカード(退場)の判定
- 相手シリアはPK獲得
- しかし倒された選手はオフサイドで、副審もオフサイドフラッグを挙げていた
- 主審はオフサイドを取らずに判定も覆らず同点に追いつかれる
試合は1人少ない日本側が追加点を入れて勝利しましたが、日本側は誤審として抗議をしました。
アジア杯1次リーグの日本-シリアの判定についてアジア連盟(AFC)に文書で抗議し、GK川島(リールス)の次戦出場停止処分の取り消しを求めることを明らかにした。
(中略)
「審判員は日本のバックパス、オフサイドは関係ないと説明していたが、明らかな誤審。ビデオでも確認した」と話した
引用元:日刊スポーツ
自国や応援しているチームの試合で微妙な判定が出てしまうと「誤審」と騒がれることがあるので、一概には言えません。
しかしアジアカップ・アジア予選・アジア大会では誤審疑惑が多く、アジアカップの審判はひどいという噂に繋がっています。
中東の笛という言葉がある
『中東の笛』という言葉をご存じの方も多いと思います。
中東の笛とは?
主に国際規模のスポーツイベントにおいて試合日程や判定がアラブ諸国に有利になるとされる事象
引用元:wikipedia
中東の笛については、これまでサッカー日本代表主将を務めてきた吉田麻也選手はこう語っていました。
僕が初めてアジアカップに出たとき(2011年)は本当にひどかったです。
とんでもないジャッジがいっぱいあって、僕も退場しましたし、(ゴールキーパーの)川島(永嗣)選手がPKを取られたり、当時は不可解なジャッジがいっぱいありました。
引用元:Yahooニュース
川島選手退場のときもイランの審判だったね
このインタビューでは同時に、そんな不可解な判定が今は劇的に改善していると語った吉田選手。
理由としては、
- レフェリーの質が急速によくなった
- VARが導入されて微妙な判定を解明することができるようになった
と2つのポイントを挙げていました。
アジアカップ2023でもVARが適切に使用されて、クリーンな大会になるといいですよね!
アジアカップの審判は買収されている噂って本当?
アジアカップ審判買収の噂の真実は分からない
アジアカップでは、微妙な判定は中東の笛という理解しがたいジャッジがあると「審判買収」というワードが出ますが、
実際にアジアカップの審判が買収されたという事実は出ていません。
しかしアジアカップだけでなく世界をみると、審判買収の事例があるのは確かなようです。
世界での審判買収事例
FCポルトの審判買収
ポルトガルリーグ3連覇のFCポルトが03-04季に審判員を買収したとして、欧州連盟(UEFA)から来季の欧州チャンピオンズリーグ出場権をはく奪された
引用元:日刊スポーツ
韓国クラブチームの審判買収
今季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)から昨季王者の全北(韓国)を除外すると発表した。2013年に韓国Kリーグで起こした審判員への買収行為のため。
引用元:日本経済新聞
世界では実際に審判を買収するという事例が起こっているようですね。
こういった事例は先述したVARが2016年に導入されるより前の出来事なので、今は有利な判定を依頼すること自体難しいでしょう。
アジアカップの誤審は過去にどんなのがあった?
2019年オーストラリア対シリア
2019年1月に開催されたアジアカップのグループリーグ予選で、話題になった誤審疑惑がありました。
その映像がこちら。
Syria got awarded a penalty after a Syrian player tripped up…a Syrian player 🤔
— Soccer AM (@SoccerAM) January 16, 2019
Total shambles 😂 pic.twitter.com/p8WQfHrndQ
1点ビハインドで、オーストラリア(黄色)を追うシリア(白)のシーン。
ゴール手前で倒されたアピールをしていますが、ぶつかったのはなんと自分のチームの選手なんです。
オーストラリアは抗議していますが、判定覆らずPKを決められて同点に追いつかれます。
結果はこの後にオーストラリアが追加点を決めて勝利。
このときはVARが準々決勝以降からの採用となっており、とんでもない誤審として話題になりました。
アジアカップの審判はひどいは過去の話!今はVAR導入でフェアになりつつある
今回はアジアカップの審判がひどいという噂について調べてみました。
吉田選手も語っていたように、昔と比べて明らかな大誤審というようなものは少なくなってきた気がしますよね!
AFCアジアカップ2023もVARが導入されているはずなので、安心して日本戦を応援しましょう!